Utrecht & Amsterdam : Nederland
日本各地で台風の被害が出ているようですが、みなさん大丈夫だったでしょうか?
無事を祈ります。
アントワープから日帰りでオランダに行ってきました。
まずはユトレヒト。ユトレヒトはミッフィーの生まれ故郷で、ミッフィーミュージアムがあります!今回初めて知ったけど、ミッフィーってこちらではナインチェ、と言うそうです。
ミッフィーの生みの親ブルーナは、ユトレヒトの小児病院のデザインも手掛けたそうで、今回は行けなかったけど、いつか見学に行きたいなと思いました。
ユトレヒトは生憎の雨。駅が近未来的でカッコ良い。
街並みがオランダ感。
水路がいっぱいでした!
ミッフィーミュージアム!大人のためではなく、子どものために作られていて、子どもの方がチケット高かった笑
小さい子のために作られたから、大人は遊べないけど大丈夫?って聞かれた笑
壁が…かわいすぎる…
チケットが…かわいすぎる…
くてっとしてる…笑
パパ!
子どもたちはいろんなテーマの部屋で思い思いに遊びます。
絵本がぶらーん
こんなに種類あるんですね。
ブルーナさん!少年のような目をしたサンタさんみたい!
壁紙が…かわいすぎる…
病院のお部屋
看護師さん
患者さん
病院は怖いところじゃないよって教えてくれます。
かわいいよぅ!
こいつ!
こいつがかわいすぎる!
交通安全についても教えてくれます。
みんなでお勉強。
交通安全トレーニング
バギーかわいすぎる!
ロッカーが…かわいすぎる…!
信号が…
ミッフィー!かわいすぎる!
電車でアムステルダムへ!
まず、ゴッホ美術館!
とっても広い。ゴッホが毎日1枚描いてくれたおかげで、作品が山ほどあるから見応えが凄かった!
自画像のコーナーを遠くから。日本でゴッホ展があるので、作品が日本に行ってて見れないのもあるかなぁと思ってたけど、見たかったものは全部見れました!よかった!
触れるひまわりのレプリカ!
特別展がミレー!贅沢すぎる。ミレーも凄かったし、ミレーの作品を真似したゴッホの絵も凄かったです!
お隣の美術館ではバンクシー
時間なくて行けなかった…
今回一番行きたかったところ。アンネの家。ここは、実際にアンネフランクが隠れていた家です。
日本語のオーディオガイドも貸してくれます。
元々ドイツに生まれたアンネ。ナチスの時代にアムステルダムに移住しました。しかしナチスはオランダをも支配し、亡命が難しくなったため、協力者のもと、隠れ家に身を隠したのです。隠れ家は、父の職場の屋根裏でした。回転式の本棚で扉を隠し、なんと2年もここに住んでいたのです。そしてこの2年間に書かれた日記が、有名なアンネの日記です。
みなさんは読んだことがありますか?わたしは小学校の図書館で読みました。小学4年生ごろだったので、日記の細部までは覚えていませんが、すごく衝撃的だったことは覚えています。
中は写真を撮ることができませんでした。ぜひみなさんにも、自分の目で見てほしいです。人が亡くなった場所ではないので、収容所とはまた違いますが、狭い空間で、毎日発見される恐怖と戦いながら、それでも気丈に、希望を持って生きた、たった14、15歳の肖像をありありと見ることができます。
結局ナチスに見つかり、収容所で命を落としたアンネ。アンネは劣悪な環境の中、チフスで亡くなりました。隠れ家にいた人の中で、生き延びたのはアンネの父だけ。
父は、アンネの日記を知人から返却され、初めてアンネの日記を読みました。日記を書いていたことは知っていたけど、読まないと約束していたそうです。
冷静に状況を把握していたり、希望を持って生きようとしていたことを日記から知り、また、アンネが、いつかこの日記を本として出版しようと思っていたことを知り、父は日記を本にしました。アンネは将来、作家になりたかったそうです。
展示の中で印象的だったのは、“これは、決して、思い出なんかじゃありません”という言葉でした。アンネの日記を読んで、家を訪れて、そうなんだ、昔こんなことがあったんだ、では終わらないと言うことです。
生きるということ、自由ということ、平等ということ、これからの世界。当たり前だと思っていることは、当たり前ではないと、人はいつの時代も失ってから気づきます。たくさんの後悔の上に私たちは生きています。
自分が、みんなが、幸せに生きるためにすべきこと、できること。考えなければ、いつかまた同じ悲しみを繰り返すかもしれません。
これは、まだたった70年前のできごとなのです。ヒトラーだけが悪者のように扱われますが、彼は民衆から選ばれ、そして彼と同じ考えの人々が彼についていったのです。何万人、何十万人もが、彼が正しいと思ったのです。
今も世界のどこかで、このようなことがまかり通っているし、争う人々、差別に苦しむ人がいます。
日本だって今、韓国に対する批判が高まっています。冷静さを欠けば、私たちも同じことをしてしまうのかもしれません。
だからきちんと自分で知って考えないといけないと思います。ネットで簡単に情報は手に入れられるけど、流されず、飲まれず、煽られず、考える。
旅に出て、大事だなって改めて強く思いました。
しかしながら、韓国の大統領がオリンピックを南北共同開催したいと言っていて、そのことについてテレビのコメンテーターが、彼はお花畑にでも住んでるんですかね、って言ったのには、同意しかなかったですね笑
でも、今ではないにしろ、いつかそんな日が来るといいなとも思います。