Rubens & Moretus
アントワープ2日目。
私たちがアントワープに来たいと思ったのは、ここがルーベンスの街だからです。去年から一昨年にルーベンス展が日本で開催され、2人で見に行き、そこで見たルーベンスの絵に魅せられて、いつか必ずアントワープに行こう!ルーベンスの絵を見よう!と誓ったのですが、今日、それが叶いました。
ルーベンスは、フランダースの犬でネロが憧れていた画家です。物語の最後、ネロとパトラッシュは、アントワープにある大聖堂のルーベンスの絵を見て、その後、天に召されました。
ルーベンス展でのキャッチコピーは、王の画家にして、画家の王。ルーベンスの凄さは絵を見たら誰もが納得するかと思います。
割と裕福な家に生まれた彼は、イタリアで絵の修行をし、沢山の王や貴族に仕え、しかも外交官としての役割も担い、7ヶ国語も操り、スペインとイングランドからナイトの称号まで与えられています。まさにできる男。そんな男が、一番目の妻と購入した、ルーベンスの家から今日は始まりました。
中にはルーベンス自身が描いた絵や、ルーベンスがコレクションした絵がたくさん!
壁はなんと、皮細工です!
火を焚べるところも可愛い!今の時代にはそぐわないかもだけど、ルーベンスの時代にこんなキッチンが家にあったら料理も楽しくなるだろうなと思いました!
ルーベンスのコレクションたち。
ダイニングです。
家の中に礼拝堂みたいな場所がありました…
すごい…
上はガブリエルとマリア
下はアダムとイブ
ルーベンスの名前入りの椅子!
亡くなった赤ちゃんの絵。左手に握っている切花は若くして亡くなったことのシンボルだそうです。
テラス
からの眺めがすごすぎです。
お庭がすてきでした!
お庭が広い!
こんな家に住みたい!笑
てくてく歩いて、チョコレートショップへ。
途中の街並みも綺麗。
ブリーに着きました!
ディスプレイがかわいい〜
お店に入るとチョコの香りがして一気に幸せになります!
たくさんのフレーバーチョコ!こちらを9つ入るボックスで購入✨
アントワープはダイヤモンドの取引が盛んな街。そんな街のショコラトリーなので、このお店の定番はダイヤモンド型のチョコ!
他にもプラリネやトリュフなど、たくさん!
ワインボトル型のチョコ!
動物やパレットもずらり!見応えのあるショコラトリーでした!
その後は近くの教会へ
セントアンデレ教会。
ステンドグラスがとてもきれい。中には誰もいなくって、静かでよかったです。
アンデレのX十字がステンドグラスの下に。アンデレはギリシャでX十字架で処刑され殉教したので、この十字架は彼のシンボルです。彼を守護聖人とする地域の旗にも使われていたりします。有名どころだとスコットランドですね。
ペトロとアンデレの兄弟は、ガリラヤ湖で漁をしていた時に、イエスに声をかけられました。これはその様子を模した祭壇です。
次は、プランタン=モレトゥスの工房跡へ。
この工房の一族はルーベンスと親交が厚く、ここにはルーベンスが描いた絵が、沢山あります。プランタンは活版印刷の工房を創業し、娘婿のモレトゥスが事業を引き継ぎました。パリなどに並び、印刷業の先端だったアントワープ。一財を成した大富豪の邸宅と工房を見ることができます。
フリーメイソン感がある…
タペストリーの壁
富豪感がすごい…
地球儀の正座版?
面白い形のピアノ!?
手摺りもすごい
中庭も広くてすてきでした!
ここは、文字のデザインについて学べるところ。
ちょっとしたとめはねはらいで、見た目はグッと変わるので、文字って面白いなって思いました。
活版印刷に使われていた文字版。
こんな風に並べて、インクをつけて、紙に写していました。
並べるの、大変そう…
図書館かと思うような本のコレクション!
階段や床も本当におしゃれ!
お腹も空いたので、お昼にします。
ビール!ベルギービール!
チーズのコロッケ!
ムール貝!すごく美味しかったー!
時間がないのでどんどん進みます!笑
ついに!アントワープ大聖堂へ!
ここも絶賛工事中!
教会の前に、ネロと…パトラッシュ…笑
石の布団…かわいそう…
大聖堂の中、すごくすてきでした。
ステンドグラス!
たくさんあって、どれもきれい。
ステンドグラス、本当に好きだなぁ。
中にはたくさんの絵が飾られていました!
きんきらの像…
十字架を持つ男、だそうです。大道芸かと思った…
そしてついに!ルーベンス!
まずはキリストの昇架。
知らなかったけど、絵が閉じられるようになってて、閉じたら別の絵が見られるようになってました!すごい!
次はキリストの降架。
こちらも扉絵。
さらに、聖母被昇天!
さらにさらにキリストの復活!
ルーベンス、すごすぎです。
ですって。
教会近くの広場のルーベンス像。お願いだから鳥さん頭に乗らないで…
こんな感じで本日はおしまい。
ルーベンスまみれで最高の一日でした!