みぃさんぽ

これから1年ほどかけて、世界の国々をめぐる旅にでます。 知りたいこと、見たい景色、世界の人々、おいしいごはん、いろんなものを綴っていこうと思います(*´∇`*)

carnaval

なかなか投稿できずにすいません。

安否を確認してくださった方、ありがとうございます。わたしは元気です。

 

1ヶ月間、サルヴァドールで太鼓の練習をし、無事にカーニバルに参加することができました。

ブラジルに来てからのことをまとめたいと思います。

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わたしが訪れているのは、ブラジルのバイーア州にある、サルヴァドールという街です。ポルトガルが植民地としていた頃はここが首都でした。サルヴァドールとは救世主という意味のポルトガル語で、バイーアとは湾のこと。

海がとっても近いです。カトリックを信仰していたポルトガル人によって、たくさんの教会が建てられ、今も残っています。

 

植民地の時代、ここにはたくさんのアフリカの人々が奴隷として連れてこられ、強制的に働かされたり、虐待されたり、殺されたりしたそうです。街の中には、奴隷を収容して売買したり、罰を与えたり殺したりしていた建物が残っていて、今は市場として利用されていたりします。何も知らずにその場所を見た時、頭の真ん中に衝撃を感じて気持ち悪くなったことがあって、今もこの土地には情念が残ってるんだなぁ、と感じました。中に入ると頭が重いし、目の奥がずんとして、見えてるのに見えにくいというか、そわそわして落ち着かなくなったりします。歴史を調べてみると、奴隷たちの扱いは凄まじいものがあり、人が人にした酷いことを、決して忘れてはいけないな、と思いました。その歴史を乗り越えて、今は人々は元気に明るく過ごしてはいますが、貧富の差は明確で、賑わう街中を彷徨う浮浪者や、少し街を外れると道で寝ている人、かと思えばセレブが泊まるホテルがあったり。治安は良くないですね。今回の滞在で、わたしの周りでも携帯をすられる、拳銃や包丁での強盗、包丁を持った人に追いかけられる、バスジャック、などなどありました。なるべく一人では歩かないようにして、対策していました。

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サルヴァドールのカーニバルは、ブロコと呼ばれる太鼓を叩くグループが街を練り歩くスタイル。わたしは日本人宿で日本人のブロコに参加しました。

サルヴァドールではolodumというチームが有名です。マイケルジャクソンともコラボしていて、撮影に使われた建物に、マイケルのポスターが飾られていたりします。

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練習場
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お庭もあって、ここでシュハスコしたり、打ち上げしたり。
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壁にはお世話になった語学学校のスタッフさんか書いた文字が!ご本人がいるわけでもないのに、会えた気がして涙でました…

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太鼓には種類があって、高音のヘピニキ、中音のメイヨ、低音のフンド、高音から低音までカバーしているチンバウがあります。

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わたしはメイヨを叩きました。写真はわたしが叩いたメイヨです〜

 

カーニバルまでは朝からお昼までと、お昼休憩を挟んで夕方まで練習していました。なかなか難しいものがあり、最後までできないこともたくさんありました…

利き手じゃない方で打つのは特に難しかったし、リズムを理解するのに時間がかかったり。

たくさん仲間に教えてもらいました。



リズムを譜面におこして、打つところを確認。

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こちらが今年のセットリスト。最終週には、ここに書かれていない新曲も加わりました。

たくさんあるので覚えるの大変でした…

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太鼓を打つバチ!黄色とピンクで可愛かったです♡バチと同じ色で爪も可愛くしました〜
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衣装はペロリーニョで服をペイントして販売しているダイが、今回のカーニバルのためにペイントしてくれました!

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ペイントしてくれているダイ!ありがとう♡この衣装自体が宝物になりました。

この衣装を着て、カーニバル期間中に3日、練り歩きしました。

私たちの隊列は宿の前から始まり、ペロリーニョの広場へ向かう道を通り、広場からペロリーニョの坂まで戻ってくるというルートです。途中に休憩も挟みますが、5、6時間かかります。ペロリーニョは石畳の道で、坂もたくさん!

少し歩くだけでも疲れるし、すぐに足をグネります…終わった後は足の裏が痛くて大変でした。

ただ、観てくれたお客さんがとても楽しんでくれていたのがすごく嬉しかったです。これまでは自分も観る側だったけど、上手い下手は置いておいて、自分たちの演奏で笑顔になってくれる人、楽しそうに踊ってくれる人、応援してくれる人はいることが、とてつもなく嬉しかったです。

最終日が終わった時は、大変な1ヶ月を一緒に乗り越えてきた仲間への感謝と、もう終わってしまうという寂しさと、出来なかった部分に対する悔しさとで胸がいっぱいでした。

心から来てよかった、と思えました。ご飯一緒に作ったり、食べたり、買い物行ったり。みんな本当にありがとう♡このカーニバルで大好きな人がたくさん出来たし、自分がどんな人間でありたいとかたくさん考えたし、毎日楽しかったし、色んなことが勉強できました。

 

最後にサルヴァドールでの日々をご紹介!

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わたしの毎日の朝ごはん。M-1のおかげで10年ぶりくらいに買ったコーンフレーク。あと、冷凍のアサイー!2リットル入りで550円くらい。日本だとこの5〜6倍はする…

毎日アサイー食べてたので、帰国してアサイー天国が終わるのが本当に悲しすぎます…

悲しすぎて自分で栽培できないか調べたんですけど無理そうでした笑

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近所のパン屋さんの袋がかわいい〜

帰ったらパン作りたいな。
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ペロリーニョにあるアイス屋さん!ジャブチカバというアマゾンのフルーツのアイスが美味しかった!

2月2日はイエマンジャのお祭り。カンドンブレという土着の信仰があって、今でも大切にされているそうです。イエマンジャは海の神様。植民地化され、強制的にキリスト教を信仰しなければならなくなった時も、心の中にあり続けたカンドンブレ。彼らは身を守るために、カンドンブレの神をキリスト教の聖人に置き換えて考えていました。イエマンジャはマリア様。お祭りではたくさんの人が白や青の服に身を包み、海に向かってお祈りし、バラの花を捧げます。

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海に囲まれたサルヴァドール。海から色んなものがここにやってきたんだなぁって思いました。彼らにとって良いものも悪いものも。
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日本食レストラン!その名もSUKIYAKI !でもすき焼きは食べられない笑
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久々に寿司を食べて興奮しました!こちらにはキノコを食べる文化がないので売ってないんですけど、ここにはシメジがいて感動しました〜
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お店からの眺めも最高!

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ペロリーニョにあるジェラテリア
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ペロリーニョ価格で高いけど、美味しかった!タマリンドジェラートがありました!

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こちらはサルヴァドールがあるバイーア州の料理、ムケカ!これはタコのムケカ。

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こっちはミックスで、エビや魚も入っています。量が多いので、みんなでシェアして食べます。

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プレートに盛り付けました〜

添えつけの米、ファロッファという黄色い粉や、オクラなどなど、結構お腹いっぱいになります。

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こちらはビーガンレストランのムケカのプレート。野菜のムケカも美味しいです。真ん中にある黄色いペーストが美味しいんです。何でできてるのかは知らないままですけど…笑

 

ブラジル大好きになりました。来年また行くと思います。バイーアは本当に楽しいのでブラジル行くならバイーアおすすめです。

 

お休みの日にお出かけした場所は、次の投稿でご紹介します。

 

これからシカゴ経由で日本に帰ります。

それではまた〜