Nacionalni park Plitvicka jezera
突然ですが悲しいお知らせ。帽子、無くしました。わたしを日差しや雨からひたすらに守り続け、にも関わらず、たまのコインランドリーの時には存在を忘れらたりもし、挙げ句の果てに無くされるという。ゴアテックスでできた丈夫な子だったのに。悲しい。どうしようこの強い日差しからどうやって頭頂部を守ろうか…。どこかで仕入れるしかないですけど。持ち主失格。もう5年の付き合いだったのに。
という絶望から始まった今日の朝。快適だった宿を後にして、プリトヴィツェ湖群国立公園にやってきました。
プリトヴィツェはザグレブから110キロくらい離れていて、バスで行くことができます。16個の湖と92個の滝!があるところ。
チケットは時期によって値段が変わります。今は一番高いシーズンで250クローナ(4000円くらい)。めちゃ高いです。宿は150クローナだった…笑
そこまで高くてもみんな行くんだからすごいですよね。
プリトヴィツェに行く前に、ラストケ村に立ち寄りました。30分くらいの散策。
とても水が豊かな村です。
道に咲いている花もとてもきれい。
天気も良くって最高!宿もあったので一泊するのもいいなぁと思いました。
そしてそこから30分くらい走り、プリトヴィツェ湖群国立公園へ。
ガイドさんがまとめてチケット買ってくださいました。駐車場近くのチケットセンターはすごく混んでたんですけど、その奥にもう一つチケットセンターがあって、そこで買うとすぐでした。日曜だったけど入り口も混まず。ただ中にはたくさん人がいました。特に昼過ぎからはたくさんの人で賑わってました。
②の入り口から中に入ったら、まずはバスに乗って①の入り口へ。ここからハイクを始めます。
歩いていると、だんだんと木々の間から湖が透けてきます。
なんという絶景。今からこの真ん中の道を歩きます。
湖の近くまで来ました。
浅いところから深いところへのグラデーションがすてき。
どんどん歩いていきます!少し高台へ。滝のふもと。
水がきれい。
ここはプリトヴィツェで一番大きな滝。
青森の奥入瀬や大分の日田を思い出す。日田に行きたいなぁ。天領日田。
あひる?鴨?お魚を引き連れています笑
なんで魚は後ろを泳いでいくんですかね。
最後はお船に乗って帰りました。透明すぎて浮いてるみたい…
太陽が当たってキラキラ。
ボートの人もいました。
鳥の描く線が好き。
ここまできれいな景色をお伝えしてきました。少しクロアチアについてお話ししたいと思います。今のクロアチアがある場所は、歴史的に色々な国からの支配を受けた場所です。ハンガリー王国だったり、オスマン帝国だったり。ユーゴスラビア王国から独立する歴史の中では、セルビアとの関係が悪くなり、紛争が起こりました。それはここ、プリトヴィツェでも。今日のガイドさんのおばあさんはプリトヴィツェに住んでいて、セルビアとの紛争の際に家にセルビア兵が侵入し、殺されそうになったそうです。助かって今もご存命だそうですが、おばあちゃんの時代にそんなことがあったなんて。遠いどこかの話とも思えず、びっくりしました。プリトヴィツェは大丈夫そうですが、他の紛争地域だった場所には今も地雷が残っていてとても危険だそうです。でも本当にびっくりしたのは、この話を聞いて、クロアチアの歴史について調べてみてたんですけど、独立したクロアチアは民族浄化、というものを行いました。これは、クロアチア人以外を徹底的に排除する、というものです。方法は、虐殺、強姦、強制移住。もちろん命の危機なので、難民となったセルビア人は他国へ逃げていきました。民族浄化により、クロアチアにおけるクロアチア人の割合は90%。こんな凄惨なことがあったとは思えない、この国の豊かな自然と温かな人々。
歴史って自分から知ろうとしないと入ってこないものだから、ちゃんと勉強しないとなって思いました。まじは自国の歴史をもう一度見直したいなとも思いました。
最後に、今日のご飯!