みぃさんぽ

これから1年ほどかけて、世界の国々をめぐる旅にでます。 知りたいこと、見たい景色、世界の人々、おいしいごはん、いろんなものを綴っていこうと思います(*´∇`*)

MUSEO DEL PRADO

マドリード最終日です。

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移動は夜からなので、日中はプラド美術館に行ってきました。海外の美術館とか博物館って混んでるイメージしかなくって、早めに行ったんですけど、全然混んでなくてびっくりしました。そんな人気ない?って思うほど。

去年イタリアに行った時に、ウフィツィ美術館に行ったんですけど、チケット取るのも大変だし、当日も美術館前は激怒混みだし、中も人がいっぱいいて、人気の絵の前は人が絶えず群がっていました。

そんなイメージで行ってしまったので、拍子抜けしたんですけど、ゆっくり見れるのはありがたいです。

 

ウフィツィ美術館は撮影しても大丈夫だったんですけど、プラド美術館はダメでした。なので中の様子だけ…

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プラド美術館は宗教絵画が多いよ〜って昨日聞いて行ったんですけど、想像以上に多かったです。結構雑食なので、宗教絵画も全然見れるんですけど、ちょっと胸焼けするレベルでした笑

 

もちろん他にも貴族の肖像画や彫刻なんかもあるんですけど…

 

キリスト教でいうと、わたしはピエタが好きというか、しっくりきます。キリストが十字架から降ろされて、マリアさまが悲しんでいるテーマです。なんというか、マリアさまが赤子のキリストを抱っこしている絵がめちゃめちゃあるんですけど、その時のマリアさまって、良くてほんのり微笑んでるレベルなんですよね。真顔の時もあるし。天使見てたりとか。親子感薄いっていうか。まぁマリアさまがおっきな口開けて笑っちゃいけないから、そんな絵になっちゃうんでしょうけど、あんまりお母さんという印象が持てないんです…

でもピエタは、かなり悲しんでいて、顔色もキリストと同じぐらい真っ青、真っ白だったり。他の人からしたらメシアとしてのキリストが亡くなってしまった失望や悲しみなのかもしれないけど、マリアさまにとってはたった一人の息子が亡くなってしまったという悲しみが伝わってきて、そこがすごく他のテーマと違うんじゃないかなぁと思います。珍しく感情的というか。あくまで個人的な感覚ですが。

 

作家で言うと、プラドはゴヤの絵が多いです。ゴヤはスペインの出身なので頷けます。これまでちゃんと見たことがなかったので面白かったです。とても多彩というか、色々な書き方のできる、器用な人だな、という印象です。黒い絵というシリーズがあって、全ての作品かプラド美術館にあるんですけど、なぜ黒い絵を描こうと思ったのかなぁと、とても不思議でした。自分の家を飾るのに、わざわざ暗い印象の絵ばっかり…

わたしがゴヤの奥さんで、新しい家に飾る絵を描くね!って、言われて、楽しみに待ってて黒い絵が出てきたら、ビンタするな〜って思いました。

他にもエル・グレコルーベンスレンブラントなど、日本人に人気の作家の絵がありました。中は広すぎるし、展示室間の移動も大変です…ひと回りするのに、5時間弱…。途中からどうでもよくなるので、見たいところから回るのをお勧めします!笑

 

美術館の帰りはまたしょんべん小僧(一昨日よりもちょっと若め)に会いました。マドリードの街は割とアップダウンがあります。出したものが流れてくから大変…道でするなんてお前は犬か?って聞きたかったです。犬の方がまだ上手にする。

 

そのあと夕飯を仕入れてバスターミナルへ。着いたのは40分前なんですけど、バスの乗り場のインフォメーション一切なくて。緑色のバス会社で、バスも緑色のをネットで見てたので、緑を探しまくったんですけど全然なくて…6人くらい人に聞いたんですけど分からず、あー終わったな…って思ってたら、お掃除のおばちゃんが、あっちよ!って教えてくれてました。出発ギリギリ。私が最後でした。乗れなかったら大好きな方がまだマドリードにいるし、それはそれでおもろいな…とも思ったんですけどね。笑

 

ここから先は一昨日と昨日のお話です。時系列がばらばらでごめんなさい。

 

一昨日マドリードに着いたのは、会いたい人たちがいたからだとお伝えしました。それは、お世話になった語学学校のスタッフさんがいるからというのはもちろんなんですけど、その方々がチャレンジをしていたからというのもあります。

何かにチャレンジをするのって、正直しんどい部分もあると思うんです。仕事でやらなきゃいけないこととか、義務的はことではなくって、誰かにやりなさいとか、やらなきゃ生きていけないとかでもなくて、自分で自分にチャレンジをする。就職してから9年、自分で自分を越えるために、わたしって何かチャレンジしたかな…て思っても特には思いつかなくって。

今回のチャレンジは、77日で10000人の方に“書”をプレゼントするというもの。わたしが到着した日はチャレンジも終盤、残り2日のところでした。すでに1万人は超えていて、次の目標、11111人も超えていたので、最後の一枚まで、やり遂げる!というところ。

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そばで見せて頂いたんですけど、路上での人との交流の中に様々なものが見えてきて、とても刺激的でした。

足を止めてくれて、じぃっと様子を見ていた人が、いいね!ってなって並んでくれたり、日本が好きな方が一目散に並んでくれて、日本が好きで日本語勉強しています、とか、娘が日本が好きだから、描いてもらいたいの!とか。小学生くらいの子が書いてもらった後に、友達や従兄弟を連れてきてくれたり。

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このチャレンジはチップは頂かずにやっていたんですけど、チップをくれようとする人も沢山いて。それだけ良いものだと思われてるのもすごいし、思ってくれてるのも嬉しくって。チップを断ると、どうして払わせてくれないの?って残念そうにされる方もいました。

みんなが喜んでくれる姿を見るのが本当に楽しかったです。

名前を呼んで、書いて、お渡しするまで、本当に1分くらいの時間なんですけど、その人の目がキラキラして、ありがとうって言ってくれて、一瞬かもしれないけど、こうやって繋がれるんだなぁって、すごいなって思いました。

チームでやっていたので、みんなの一体感も感じたし、支えあえること、それを感じること、またそれを返したいと思えることってすてきだなって思いました。私も大切にしたいなって思いました。2日間、しかも最終日の大事な時に、私を受け入れてくださったこと、そこでまた素敵な人たちと出会えたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

路上にいる最中、人が途絶えた一瞬に、私も“書”を書いていただきました。一生大切にしたいと思います。

 

最後にマドリードの街を少々。

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街の気温は41℃?笑

ぜーったい嘘!本当だったら死んじゃうもんね!…と思い込む…

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暑いからジェラート最高!
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街中の噴水が涼を感じさせる…すぐ暑くなるけど…
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仲良しです。一人もいいけど、二人もいいよね。
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飛行機見えますか?紅の豚みたいなやつ。飛べない豚は、ただの豚。