mont saint Michel
今日はバスツアーを利用して、西洋の脅威、モンサンミッシェルに行ってきました。
モンサンミッシェルはパリから遠いですね。バスで4時間くらい。ノルマンディー地方に位置しています。
北フランスは山がほとんどなく、広大な農地が広がっています。
フランスは農業国なんだと、今日知りました。パリを一歩出たらすぐ田舎。面白い国です。パリのおしゃれなシェフたちが、フランス料理の要だと思っていましたが、支えてるのは農業をしている人なのかもしれません。
モンサンミッシェルに着くまでに、ノルマンディーの港町、オンフルールに立ち寄りました。オンフルールの港は今は漁港としては機能していませんが、プライベートなヨットなどが停泊しています。
この辺りは木があったので、西洋では珍しく、石ではなくて木でできた住居、教会があります。
水に映る街が本当にきれいでした。途中見かけたブーランジェリーで、クロワッサンとシュクレアマンドを買って、食べ歩く。至福。
キャラメルとチョコのお店。ノルマンディーほキャラメルやチーズが特産。カマンベール村もノルマンディーです。あとは、ぶどうが採れない代わりに、りんごで作ったお酒、シードルやカルヴァドスがよく飲まれています。海が近いのでムール貝も。いいところだ…
そしていよいよモンサンミッシェル。
着きました〜
近くまではシャトルバスで行きます。もちろん歩いてでも!歩くと30分くらいです。
モン=山、サン=聖、ミッシェル=ミカエル。
聖ミカエルの山。ノルマンディー、アヴランシュ村のオーベル司教の夢に現れたミカエル。ここに私の聖堂をつくりなさい、と言ったそうです。夢かと思って2回スルーしたら、3回目は右手で山を指し、左手の親指で司教のおでこをぐっと押しながら、あの山に私の聖堂をつくりなさい、と言ったそうです。
夢から覚めた司教のおでこには、指の跡が残っていたそうで、これはお告げだ!と信じ、聖堂をつくり始めたとのこと。ちなみにこの司教の頭蓋骨は、村で一般公開されているそうです。すごいですよね。モンサンミッシェルは100年戦争の時に、表側に城壁が築かれました。この戦争でモンサンミッシェルはビクともせず、ミカエルのご加護による、と言われています。
ミカエルはフランスの守護天使でもあります。守護聖人はもちろんジャンヌダルク。
ミカエル、遠すぎて全然わかんない…
こちらは模型。
こちらは彫刻で。かっこよい〜
右手に剣を持って、左手には秤を持っています。魂の公平さをはかる天使。
ちなみにローマのサンタンジェロ城のミカエルがこちら。去年撮ったもの。かっこよい〜
モンサンミッシェルの城壁の中はこんな感じでお店が連なっています。今現在、中に住んでいるのは40人ちょっとなんだとか。
パイプオルガン!
回廊
修道院、教会の中。
マドレーヌ!ステンドガラスがマドレーヌ!めちゃかわいい!
少し歩いてノルマンディーの田舎とモンサンミッシェル。
スパイダー牛
タイガー牛
帰りしな、高速道路のサービスエリアに立ち寄りました。トイレを済ませて、集合時間までベンチに座ってたら、隣に同じツアーの大学生くらいの女の子2人が座ったんです。そしたらその子達が、ヨーロッパ一人旅とか親がゆるさんなぁ、ヨーロッパ危険やもんなぁ、って話してたんです笑
お!なんだ?意地悪か?わたしが一人旅やって絶対わかってて言ってるやん?みたいな笑
ヨーロッパって危険なんですか?笑
確かにスリとかは多いですけどね。逆に日本は安心なんかい?と聞きたくなりました。いつ北朝鮮からミサイル飛んでくるかわからん日本。韓国ともあんななっちゃって。ミサイルとスリやったら、わたしはミサイルのが怖いけどなぁ…とか思ったり。2人やから大丈夫という安心感が何より一番怖いと思う。
それぞれの価値観の中で人は生きているし、どれが一番ということでもないけれど、どんな価値観の中に生きていても、自分の人生は自分で切り拓かなければいけないと思うので、あえて何も言わないし、頑張れ〜って思いました。
パリに着いてオペラ座。想像以上のかっこよさ。パリの本気を見た。
明日また明るい時に行こう、と心に誓う。