烏魯木斉

タイトル:ウルムチって読みます。

ウルムチは新疆ウイグル自治区にあります。昔中国政府との摩擦により暴動が起こったので、危なそうなイメージがあるかもしれません。ウイグルは20世紀半ばに入って、やっと中国政府が支配できるようになった場所なので、ウイグル族の人々の、独立を望む気持ちが強いそうです。

日本もアイヌ民族や琉球民族がいますけど、今となっては自分とは違うっていう意識は薄れてきてるので、アイヌや琉球の人々が独立したいって話は聞いたことないし、中国には限らず、こう言う民族紛争ってピンとこないのが、正直なところです。

ウルムチ、めっちゃ寒いです。着いた時12℃、朝は8℃でした。

 経度的には北京からかなり離れてるんですけど、同じ時間を使ってるので、日の入りと日の出の時間がすごいことになってます。

日の入り21時って…

空港の外に出て、バスを探すんですけどぱっと見つからないし、案内もよくわからなかったので、あらかじめスクショしていたバスの写真を近くにいたおじさんに見せたら、あそこに行けって指差してくれて、窓口がわかりました。
小さいプレハブみたいなのでちょっとわかりにくい。窓口にいたお姉さんに、ホテルの地図見せたら、乗り換えないといけないから、タクシーでもいいんじゃない？って言われたんですけど、次の日空港までタクシーで向かうことを考えるとお金がギリギリだし、今お金引き出したくないから節約！と思って行けるとこまでバスで行って、そこからタクシー乗るって伝えました。Google翻訳で！笑
なぜか成都の空港着いてから普通にネット繋がって…怖いんですけど助かった。
お姉さんに終点ですか？って聞いたら違うって言われて、わたしが絶望したら、運転手に降りるとこ伝えてあげるからって言ってくれて！ほんとにありがとう！って初めてサンキューより先に謝謝がでましたよね。
お姉さんはわたしが話しかけた瞬間から日本人だってわかってくれて、音声翻訳もまず日本語でやってくれました。ステキな人だ。

一応Googleマップで場所確認しながら乗ってたんですけど、着いたら運転手のおじさんがジャパーン！って叫んでくれました！笑
郷ひろみが懐かしいです。24億のものまねメドレー選手権見たいな…

バスを降りたらタクシー拾ったんですけど、おっちゃんちょっと違う道に入っちゃって…仕方ないから降りて10分くらい歩きました。まぁわたしもお札間違えて12元渡すところを3元しか渡さず、おじさんにおいおいって言われたのであいこですかね…

歩いてるとすれ違う人が、すげぇな荷物！みたいな感じで見てきます。最初は不穏な空気感じなかったんですけど、監視カメラはたくさんありました。警官はそんなでもないかなーって思ってたんですけど、ちょっと歩くと銃を持った警官がいたり、見回りのために歩いて巡回してる警官もいました。彼らは中国の他の地方の人なのでしょうか…それともウイグルの方なのか…
街中には成都では見かけなかった中国国旗が割とあって、ここは中国なんだぞって念押しされてる感がありました。

歩いてる途中、ビラ配りしてる人いて。日本でてから初めて見ました、ビラ配り。なんかすごいこそこそって近づいてきて、こそこそって渡してくるから、なに？今日の集会の場所とか？って思うくらいでした。全然関係ないテレビのなにかでしたけど笑

夕飯食べたくって、ウイグルのご飯探したんですけど中々いいところがなくって…時間ないからもうカフェでいいや！って思って、2階にガラス張りのお店があったんで入ったんですよね。そしたら6人くらいずらって警備の人がいて…
カバン出してって物々しい雰囲気で…やばいとこ来たかなぁって思ったけどとりあえず上に登るエスカレーター乗ったら2階はスルーして3階に…あれ？ここ映画館やん？って気付いて、係りの人に2階を指差してあそこ行きたいんですって、行ったら階段降りろって。階段で2階行けるんやーと思って降りたら1階で…どゆこと？笑ってなりながらさっきの警備集団に2階指差したら入り口違うよーって笑われました。怖い人たちに見えたけど、結局優しかったです。
映画館の予告にはペンギンハイウェイも流れてて、日本のアニメ映画はウイグルの人も見てるんだなーって不思議な気持ちでした。

なんかもう怖くって、ホテル帰って閉じこもってたんですけど、ほんとになんだか色々が怖くなってきて不安になって…夜はあんまり眠れなかったです…

ウイグルの保安検査はザルだって他のブログで読んだことあるんですけど、そんなことないです。まじで厳しかった。普通にラップトップとか、ちょっと厳しくてカメラとか出すと思うんですけど、傘も出して広げて、カバンの中もガサガサされるし…
しかもその後にもう一回荷物くぐらせるとこあって…
厳しいなって思いました。
イミグレではすごい怖い思いして…
パスポート見せて、どこに行ったのかって聞かれたから、成都とここって言ったらすごい怖い顔されて、別の人呼んで、こっち来てって。
中国語話せるか？って英語で聞かれたんだけど、わたし日本語か英語って言ったら、だめだこりゃみたいな感じの反応で…
あっち座ってろって隅の方の隔離されたところに座らされて、その人はパスポート持ったままどっか行っちゃって、代わりに見張り役の人が来ました。たぶん数分だったと思うんですけど、すごく長く感じました。何がいけなかったのかわからなくて、見張り役の人に英語喋れる？って聞いたら少しって言うから、何がいけなかったの？って聞いたら、僕にはわかんないって言われちゃって。すごく怖くなって、日本に帰りたいって思ったら涙出てきて、ひとりでしくしく泣いてたら、さっきとは別の人が来てパスポート返してくれて、行けって言ってる感じだったのでよかった！って安心しました。でも安心したら余計泣けてきて、やっぱり日本帰りたくって、泣きながら搭乗口まで歩いてたら、インド系のおじさん達がどうした？泣いてるぞこの子って心配そうに見てきて…ありがとう大丈夫って目で合図しました。

国内の移動でもスタンプ押すとこあるけど、そこをすり抜けちゃったんですかね？でももしそうでも、すり抜けられちゃう作りだったんですよ…そんなの知らんがな…
マレーシアではみんなちゃんとスタンプ押してもらえる作りだったんですよね。
フィリピンはいらなかったな…

でも学んだ。いるとこもあるから国内の移動でも気をつけよう！

今日からキルギスです🇰🇬

今日は疲れたのでまた明日！